2009年9月26日土曜日

ひかりごけ&思い出を売る男 DVD-BOX

以前、通販(アマゾン)で予約した、ひかりごけと、思い出を売る男のDVD-BOXが今日届きました。

ひかりごけは、未だに観たことが無く、今年の4月に上演されましたが、1年で一番仕事が忙しい時期なので観にいくことができず、残念に思っていました。
なぜか、ひかりごけの上演がある時は、いつも都合が悪くて観に行けたためしがない。
「ナマで観たい」ずっと観てみたいと思い続けていました。
そんな時、DVDになってくれてほんとにありがたい。
今日は、お昼ご飯のあとひかりごけの鑑賞となりました。
出ている俳優さんはたった4人。
シンプルな舞台装置ですが、奇妙な雰囲気です。
日下さんの芝居を観てるといつも感じるんですが、あの独特な語り口調と存在感は逸品中の逸品です。
いつも感銘します。
ひかりごけで演じていた船長の役は、日下さんならではの表現力、演技力で積み重ねがあるから出来る「職人技」なんだなと思いながら観ていました。
さすがです。
極寒の荒地に流れ着いて、心身共に磨り減っている状況下、仲間と交わす話は、捉え方によっては「異常」とも言えるけど裏を返せば「正論」です。
最後まで、見入ってしまいました。
この話の舞台となった羅臼(ラウス)町は北海道の東の端にある小さな町です。
最近は、世界自然遺産として名が知れわたり、夏は観光客がドっと押し寄せます。
戦時中、このあたりはまだ陸の孤島だったので、当時の越冬はたいへんだったと思います。
現在、ひかりごけのエピソードについては、現地近郊の観光バスに乗るとガイドさんが話してくれるかもしれませんが、ふだんはほとんど語られることはありません。
私も、ここ数年前に知ったくらいです。
相当奇怪な事件だったんでしょうね。

そういえば、これは今年の1月頃の話です。
CS(スカパー)で、映画版のひかりごけが放送されるのを偶然知り、舞台版は知ってるけど「映画もあるのね。よし録画だ」と私のビデオライブラリーに加えることにしました。
この映画は、10年くらい前に製作されたものらしく、私は全く知りませんでした。
映画で主役の船長を務めたのが三国連太郎さん。
そのほかに、田中邦衛さん、奥田瑛ニさん、杉本哲太さんなどが出ていました。
三国連太郎さんも、重厚な役者さんでした。
思い出を売る男は明日以降にじっくり観ます。

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