2009年9月30日水曜日

アンデルセンの札幌公演

明後日10月2日から3日間「アンデルセン」の札幌公演があります。
個人的にとてもウレシイことがひとつ。
2003年に「アンデルセン」で四季デビューした札幌出身の岩崎晋也くんが、今回の公演でニールス役で里帰りを果たしそうです。
前回の札幌公演も丁度10月で、晋也くんがデビューしてまる6年ちょうどです。
こういう形で、札幌へ戻ってくるなんてまさに『故郷に錦を飾る』という事になりますよね。
たぶん、本人もウレシイでしょう。
でも、故郷での公演は家族や友人達がたくさん観に来ると思うので、重圧もあるだろうな。
私はアマチュア時代から、晋也くんのバレエを観てずっと応援していて、東京等で観るたびに、どんどん上手くなっていく姿を見てたのもしく思っていました。
そんな晋也くんの成長した姿を地元札幌で観れるのはとてもうれしいことです。
もしも、この日記を見た札幌の四季ファンがいたら、大きな拍手で迎えてあげましょう。

『晋也くん、お帰り。みんな待ってたよ!』

2009年9月29日火曜日

今日の晩ご飯。

今日の晩ご飯は、イクラ丼とわかめと豆腐のお味噌汁でした。
イクラは大好きで、これからがシーズンです。
一昨日、ウチの母がナマの筋子(すじこ)を買ってきて、ぬるま湯で筋子をほぐし、醤油やお酒などで味をつけ「イクラのしょうゆ漬け」を作り一晩寝かせておきました。
それをあったかいご飯にたっぷりけて食べると最高なんですよ。
ついでに、ほぐした鮭をイクラの上からパラパラかけると「鮭とイクラの親子丼」になります。
やっぱり秋ね~。
さっき、たらふく食べたのに、まだ食べ物のこと言ってる・・・。

2009年9月26日土曜日

ひかりごけ&思い出を売る男 DVD-BOX

以前、通販(アマゾン)で予約した、ひかりごけと、思い出を売る男のDVD-BOXが今日届きました。

ひかりごけは、未だに観たことが無く、今年の4月に上演されましたが、1年で一番仕事が忙しい時期なので観にいくことができず、残念に思っていました。
なぜか、ひかりごけの上演がある時は、いつも都合が悪くて観に行けたためしがない。
「ナマで観たい」ずっと観てみたいと思い続けていました。
そんな時、DVDになってくれてほんとにありがたい。
今日は、お昼ご飯のあとひかりごけの鑑賞となりました。
出ている俳優さんはたった4人。
シンプルな舞台装置ですが、奇妙な雰囲気です。
日下さんの芝居を観てるといつも感じるんですが、あの独特な語り口調と存在感は逸品中の逸品です。
いつも感銘します。
ひかりごけで演じていた船長の役は、日下さんならではの表現力、演技力で積み重ねがあるから出来る「職人技」なんだなと思いながら観ていました。
さすがです。
極寒の荒地に流れ着いて、心身共に磨り減っている状況下、仲間と交わす話は、捉え方によっては「異常」とも言えるけど裏を返せば「正論」です。
最後まで、見入ってしまいました。
この話の舞台となった羅臼(ラウス)町は北海道の東の端にある小さな町です。
最近は、世界自然遺産として名が知れわたり、夏は観光客がドっと押し寄せます。
戦時中、このあたりはまだ陸の孤島だったので、当時の越冬はたいへんだったと思います。
現在、ひかりごけのエピソードについては、現地近郊の観光バスに乗るとガイドさんが話してくれるかもしれませんが、ふだんはほとんど語られることはありません。
私も、ここ数年前に知ったくらいです。
相当奇怪な事件だったんでしょうね。

そういえば、これは今年の1月頃の話です。
CS(スカパー)で、映画版のひかりごけが放送されるのを偶然知り、舞台版は知ってるけど「映画もあるのね。よし録画だ」と私のビデオライブラリーに加えることにしました。
この映画は、10年くらい前に製作されたものらしく、私は全く知りませんでした。
映画で主役の船長を務めたのが三国連太郎さん。
そのほかに、田中邦衛さん、奥田瑛ニさん、杉本哲太さんなどが出ていました。
三国連太郎さんも、重厚な役者さんでした。
思い出を売る男は明日以降にじっくり観ます。

2009年9月23日水曜日

連休最後の夜

今日で、秋の大連休も終わり。
休み中は特にどこへも行かずに、家でごろごろしていました。
遊び疲れてはいないので、仕事モードへ切り替えが、スイっと行きそう・・・な気がする。
連休最後の夜は、「8時だョ!全員集合スペシャル」でも見ながら過ごします。
子供のころを思い出すな~。

2009年9月22日火曜日

うちの母

今日は、亡くなった祖母の月命日のため、うちの母と伯母はお寺へお参りに行きました。
私は、一人お留守番で一日ボーっと過ごしていました。
母たちは、朝10時頃に家を出て帰ってきたのが午後3時を過ぎ。
お寺へ行った後、街でお買い物をしてきたようです。
うちへ帰って来るなり、「チョット、バック買っちゃったの。見て見て」と、紙袋を手に私の部屋に入ってきました。
「え、どんなバックよ」と、買ってきた物の「品評会」となりました。
伯母も、デパートでブルゾンと靴を買ったようで、どんな物か見せてくれました。
母が買ったバックはなかなかデザインも色も良く「良いんでないの、若々しくって」と、一応ほめてあげた。
2、3日前から新聞に入っていたチラシを見て品定めは完璧にしていたようです。
ただ、お目当てのものは思ったほどではなかったらしく、違うデザインのバックを買ってきたみたい。
でも、かなり気に入ったらしく「イイでしょぉ」て言うもんだから、どこで見つけてきたのか、紙袋を見ると『サマンサ タバサ』と書いてある・・・!えっ『サマンサ タバサ』かい
70歳半ばのバアさん2人で『サマンサ タバサ』でお買い物とは、恐れ入った。
私が、このお店のことを言うと、「たしかに若い人ばっかりだったわ」
そりゃそうです。
おバアたちが行くようなお店ではないもの。
本人達は、そんなこと気にもせずお買い物をしていたようです。
しかし、うちの母もヤルもんです。
知らなかったとは言え、若い人たちに人気のブランド物を買ってくるなんて。
すごいわ・・・お見それいりました。

2009年9月20日日曜日

秋晴れのいい天気だけど・・・・

今日の札幌は、終日秋晴れの良い天気。
お出かけには最高のコンディションです。
JR札幌駅付近は、観光客や家族連れで大混雑。
秋の大連休の滑り出は上々です。
ところで、私の今日一日はというと、今回のような連休は今時期なかったので大変うれしいんです・・・・がっ、
仕事が滞ってしまうので、うれしい反面困ってもいるんです。
今、私の担当部署では書類が山のようになっていて、捌くのにけっこう時間がかかります。
連休のおかげで、休養をとれるのは良いんですが、連休明けは2日しか出勤する日がありません。
その為、今日は何時もと同じように起床し、電車のって祝日出勤。
爽やかで、気持ちのいいお天気なのに、ややウンザリする1日でした・・・・・・・・・・・・・・・・・。

2009年9月18日金曜日

北海道の「鹿鳴館」

現在、東京の自由劇場で「鹿鳴館」が上演されていますが、北海道の夕張市に同じ名前の建物「夕張鹿鳴館」があります。
本日、HBC北海道放送でその「夕張鹿鳴館」について紹介されました。
その内容を転記しましたのでご紹介いたします。

『夕張鹿鳴館生まれ変わる』

夕張市の財政破たんで、一度は存続が危ぶまれた「夕張鹿鳴館」。
小樽の企業が改修工事を行い、見学施設やレストランとして生まれ変わりました。
「夕張鹿鳴館」は、大正時代に※北炭が夕張に来た要人をもてなすために建てた迎賓館です。
今年4月、市から、無償で譲渡を受けた小樽の産業廃棄物処理業者「テクノ」が2000万円以上かけて改修工事を行い、18日再オープンとなりました。
建物は和洋折衷様式が特徴で、1954年に昭和天皇が滞在したという部屋もそのままにして、見学できるようにしました。
新たなスペースに生まれ変わった場所もあります。
従業員用の部屋だった場所は、フレンチを楽しめるレストランに、3階建ての蔵は吹き抜けにし、100以上のステンドグラスや150のランプに囲まれた「光の回廊」になりました。
敷地内から温泉も湧き出たということで、年内に宿泊施設も一部オープンさせる予定だということです 。

ちょっとした「鹿鳴館」つながり話でした。

※北炭=北炭夕張炭鉱(ほくたんゆうばりたんこう)は北海道夕張市にあった炭鉱。

2009年9月16日水曜日

私が四季を観にいくその理由は・・・

今日、自宅へ帰ると、遅ればせながらキャッツのチケットが届いていました。

年内のキャッツは1回だけですが、来年はチョコチョコ行こうと思ってます。
そもそも、札幌からわざわざ東京や大阪まで四季を観に行くその理由は・・・。
とっかかりは、お目当ての俳優さんが出てるかどうか。
「野村さん、また出るのかな」とか、「山口祐一郎さんて、カッコイイ!!!」から始まった。
四季を観出した当初は、とにかく、この2人観たさに札幌へ来る四季のミュージカルはほぼ行ってました。
それから、何年か経ちミーハーしていた時期が過ぎると、キャッツに出会い、ものの見事にドップリとはまる。
三度のメシよりキャッツでした。
この頃からでしょうか、ダブルキャスト・トリプルキャストの面白さを知るようになり、1つの役を違う俳優さんが演じることによって、その役の特徴や、表現が俳優さんによって微妙違ってきて、作品そのものの奥深さも解るようになってきました。
そうなると、1回や2回では物足りなくなり、「今日は、あのキャラクターを重点的に観てみよう」というふうに、自分のお目当ての俳優さんを追うだけじゃなく、俳優さんの個性やちょっとしたクセを見たり、物語の奥の奥まで見るようになってきました。
ここ数年間は、そういった楽しみのほかに、わずかな時間でも仕事のことを忘れられるので、ストレス解消とイライラ飛ばしのために行くようにもなって来ています。
常に机とパソコンに向かって仕事をしているせいか、「気」に疲労がたまり、だんだん自分が無骨になってきて、心の中で、「何か、ヤバくなってきたワ、私。これじゃイカン。」
幸いなことに、四季が大好きな私は、そんな気疲れを飛ばしに、時々、有給休暇をとって東京や大阪などへミ行き四季ミュージカルを『おなかいっぱい』になるまで観てリフリッシュし、心を洗います。
そうでもしなければ、心身がもちません。
若くもないので、いろいろな面で疲れがたまりやすくなっています。
そんな時、私にとって四季ミュージカルは車のガソリンと一緒で、動くためのエネルギーとなります。

四季は、すべての力の源です。

2009年9月13日日曜日

南十字星

「李香蘭」、「異国の丘」に続く昭和三部作の「南十字星」を観に行き、先ほど帰宅しました。
他の2作品と違い民族や文化を描いた作品だと思います。
7月17日付けのブログにも書きましたが、この作品中に出てくる軍人達は、銃剣をもって第一線で戦う兵士ではなく、通訳だったり、教師だったり、民間レベルでの活動を主立ってやっている人たちのようですね。
ただ、戦闘訓練のシーンを観ていると、当時の日本軍が意図的にインドネシア人を指導し、利用しようとしている意図がうかがわれます。
戦争は、人間としての理性を欠落させてしまうものなので、やってはいけないものです。

人を殺せば犯罪者になる。
戦争で、敵を叩けば英雄になる。
へんな、理論だと思います。
世界には、様々な民族や宗教がり、考え方も違います。
お互いを尊重し、合わない所を無理に強いたりしなければ喧嘩にはならないはず。
強制しようとするから、争いになる。
とても単純なことのように思えますが、人間の浅はかなところなんでしょうか。
未だに、世界中で紛争や戦争は後を絶たない。
昭和三部作を観てからは、イスラエルやアフガニスタン等の新聞記事に、なぜか眼がとまるようになってきました。
このトシになって、解らないことだらけ。
もっと、勉強しなくては・・・。

2009年9月11日金曜日

ドリーミング


9月に入って、札幌はすっかり秋の気配。
空気も爽やかで、頬にあたる風も少しづつ冷たくなってきています。
夏らしい夏が来ないまま早足で秋が来てしまいそうです。
さて、10月10日から四季劇場・秋で「ドリーミング」が始まります。
なんと11年ぶりだとか。
四季が専用劇場を作ってからはどの劇場でも上演されていないと思います。
1996年に当時札幌にあった四季の仮設劇場JRシアターで、「ドリーミング SAPPORO」と題して上演されたことがあり、私としては13年ぶりに観ることになります。
とても、思い出深い作品でもあります。
札幌公演の2年くらい前に東京の青山劇場でやっていたときがあり、観にいっちゃったこともあります。
どうしても観たくて・・・。
ほんと懐かしい。
久しぶりのドリーミング、以前とどう変わっているだろうか。
私たちは、「幸福になりたい」と心で思っていても、世の中は厳しく、なかなか現実ってそう甘くない。
でも、ドリーミングは、現実はたしかに厳しいけれど「幸福」は、意外にも自分の身近に存在していることを教えてくれる作品です。


つい先日、四季ツアーへ行ってきたばかりですが、これからが私にとっての「活動期」で、10月には東京でアイーダやドリーミングの他に、コーラスラインを観にいくことと、11月には京都や大阪、名古屋へ行く予定になっています。
四季ミュージカルを観た後、秋の夜長を過ごすことが増えそうです。
(写真:1994年、青山劇場で上演された時のプログラム)

2009年9月7日月曜日

ウィキッド 東京ファイナル

2009年9月6日。
とうとう、ウィキッド東京公演の最終日がやってきました。
カレッタの大きな看板ともお別れです。
もう何年も四季を観ているけれど、ロングランの千穐楽というものは初めてです。

今までに一度も行った事がありません・・・と言うか、一度も行けたことがありません。
めったにないことなので、じっくり楽しもうと思いました。





                                  
チケットの窓口には「満員御礼」の文字。この日は、キャッツ横浜公演のチケット先行予約の日でもあったので、入り口付近は、チケットを買い求めるファンの列と、楽を観に来た人たちが入り乱れていて、早くから混雑ぎみでした。
12時25分ころ、会場の扉があき、本公演最後のもぎり開始です。
入場すると大入り袋が一人一人に配られました。

緑色の大入り袋とは、なかなかおもしろい。
中には、エメラルドグリーンのコインと、来場者へのメッセージが入っていました。














ここで、メッセージ全文をご紹介します。
『本日はご来場いただき 誠にありがとうございます。
「ウィキッド」 東京公演は2007年6月17日に開幕して以来、約80万人のお客様にご来場いただき、約2年3ヵ月に及ぶ電通四季劇場【海】での最長ロングランを達成し、本日無事に千秋楽を迎えることができました。
この作品を愛してくださいました多くのお客様に出運者・スタッフ一同、心より御礼申し上げます。
こからも皆様にたくさんの愛と感動をお届けできるよう努めてまいります。
今後とも劇団四季をよろしくお願い申し上げます。 2009年9月6日 劇団四季』


この大入り袋は、私の「お宝」になりました。
ロビーヘ入ると、グッズをディスプレイしてあるウィンドウに、落書きみたいに、ピンクやグリーンのマジックで「WICKED  TOKYO FINAL」などと書かれ、ロビーに入ってくるファンは記念写真を取りまくっていました。(私もその一人)
写真を取ったり、もう一度グッズを売ってるお店を見たり、開演までの時間を有効に過ごせました。
そして、いよいよファイナルの幕が上がりました。
このミュージカルは、色々なことを私たちに教えてくれました。
劇中、フィエロ(北澤さん)がこんなことを言っています。「愛されなくても、強く生きているヤツはいる。」
愛される人生も幸せだけど、必ずしもそれが全てではない。
エルファバ(江畑さん)のように愛されなくても、人生は歩いて行けます。自分の信念を最後まで通すことは、なかなか容易ではないと思います。
グリンダ(沼尾さん)に「その、汚いホウキを乗り回してっ!」と言われながら、彼女はオズに渦巻く陰謀を、たった一人で「掃除」をしました。
「あんな、恥ずかしいシャボン玉に乗るよりはマシでしょっ!!」と言われつつも、キラキラ光るシャボンの中には、勇気や幸せ、そして、エルファバの思いがぎっしりと詰まっています。
そのシャボンをオズに降らせたはグリンタ゛です。
ほんとうに、素敵な2人の魔女です。
最後に一言、
いつまでも 忘れない 貴女たちのことを   
永遠なれ、ウィキッド(最高の魔女)! 
           

2009年9月5日土曜日

春のめざめ~ギムナジウムの卒業式~

2009年9月5日、「春のめざめ」の千穐楽。
今日は、ギムナジウムの卒業式でもあります。
一週間前に来たばかりですが、劇場の中に熱気を感じます。
開演時間が近づくにつれ、徐々に客席が埋まり、満員に・・・。
ステージシートにも観客が着席し、開演を待つばかり。

舞台上に、彼らが登場。
そして、千穐楽の幕があがった。

“ママお願い 知りたいの ホントのこと教えて”

若い俳優さんが多いので、ラストスパートとばかり今日は初めっから強いエネルギーに圧倒されそうです。
ベンドラ(香純ちゃん)や、メルヒオール(柿澤くん)、モリッツ(三雲くん)、イルゼ(真弥ちゃん)。
みんな、ものすごいパワーです。
一場面ごと、一曲ごとにガンガン感じます。
今日は、最後まで泣かされっぱなしでシタ。
このトシになって、ぐちゃぐちゃになるほど涙したことはありません。

しかし、この物語に出てくるキャラクター達は、ほんとうにイイ子達ばかり。
改めて、私達大人の不甲斐なさに反省しきり・・・・・。
私達は、彼らの「お手本」にならなくてはいけないはずなのに、何の手本にもなってない。
このミュージカルは、世の中にいる大人達(私自身も含め)が、もっと観なくちゃならないと思います。
今日で終わってしまうけれど、ことあるごとに上演をしていってほしいです。
何よりも、私達「社会通念」がしっかりある(?)であろう大人達のために。