2010年11月26日金曜日

エビータの稽古




佐野さん、何かかっこいいです。
野村さんってやっぱり綺麗・・・


京都に行きたい・・・・・・(涙)

2010年11月21日日曜日

エビータ 

11月26日から、京都劇場で上演される「エビータ」の稽古風景が、四季HP上で公開されていました。

芝さんがチェ・ゲバラ
佐野さんがペロン
そしてエバは野村さん。
画像には姿が映っていなかったけど、
秋夢子さんもエバ役のようです。


今年の冬、13年ぶりにエバの役を演じた野村玲子さん。
稽古風景の画像だけ見ても、この舞台にかける意気込みの強さを感じます。
野村さんご自身の全てをかけた「エビータ」

京都での公演は12月26日まで。

その後、2011年の年明け、1月8日。
北海道四季劇場の開幕日となるこの日、杮落とし作品として「エビータ」が上演されます。
JRシアターが閉館してから12年・・
野村さんの胸の中にも、熱いものがあると思う。

今年の四季会報誌2月号のインタビュー記事の中で、
エビータのワンシーンを話に織り交ぜながら、今のご自身のことを、こんな風に話していた。

『エバが、不治の病に罹って死にゆく場面で、死への恐怖というより、遺り残した仕事がまだあるという無念さを想う時、自分が女優として、例えばエバという役と、あとどれくらい向き合えるだろうか、ふと考えることがあります。劇団ですから、それは勿論自分の意志だけで決められることではありませんが、常に「ああ、これが最後だ」という覚悟で、悔いのないように舞台に立つよう心がけています。』(2010.アルプ2月号記事より)

短い言葉ながら、女優さんとしての思い入れの強さ、プライド、気丈さをビリビリ感じます。

2011年の新しい年に、野村さんは、故郷北海道の地で女優魂の全てをかけ舞台に立つ。
その強い思いを胸に抱く野村エビータを、じっくりと堪能できればと思います。

稽古風景
 ↓ ↓
http://www.shiki.jp/navi02/news/012022.html

スルース(探偵) 11.20(マチネ)

先週末、関西・中部へ遠征し、
昨日は、「スルース(探偵」)を見るためトンボ帰り遠征・・。

毎年、秋口から冬にかけて必ず活発になる遠征です。
一昨日は、遅くまで友人とドンチャン(ミューカラ)騒ぎ。
帰ってきたのは、夜中の1時すぎ・・
朝、7時50分の飛行機で、東京へ・・
ボーっとしたまま羽田に到着。

観劇中に船を漕いでしまったらどーしよう(汗)]、
とちょっと不安になりました。

ところが、船を漕ぐなんてコト全くありませんでした。
志村さんと下村さんの2人の舞台に夢中になってしまった。
この2人の、「騙し合戦」見応えありました。
これから見るという方々のために、物語りの中はお話しませんが、
おおざっぱにちょっとダケ・・

前半は、志村さん演じる金持ちの推理小説家アンドリューが、下村さん演じる旅行会社を経営するイタリア系移民ミロを、物書きの知識と巧みな話術で、「騙す」。
後半は、その反対。
ミロがアンドリューを天才的な「演技」で「騙し」のお返し。
寝不足で眠たかったんですけど、志村アンドリューと下村ミロ、
2人の演技に、オメメぱっちり。
眠気がどこかへ飛んでった・・・。
すっかり引き込まれました。

「スルース(探偵)」は、サスペンものだという事ですが、
サスペンには付きものの、ドキドキ、ヒヤヒヤ感があんまりない。
昔のヒッチコック映画みたいに、心臓が口から出そうになるくらいのドギドキ感がない。

なぜかワクワクするんです。

「この2人、何をやるつもりなんだろう」
2人のやり取りに終始夢中でした。
アンドリューとミロの騙しっこが、「匠の技」もの。
お2人とも見事です。

ラストにやっとサスペンスぽくなる。
スルースって面白い。
それに舞台のセットもよく出来てます。
志村さんと下村さんの2人を見るばっかじゃなく、舞台のセットも目を引きました。
1個1個が精密。
素晴らしいです。


ストレートプレイは四季の本来の姿。
アルデールを見た時にも思いましたが、
「これぞ四季の真骨頂」と言う感じです。

明日以降に、スルース観劇を予定している方にお話します。
アンドリューとミロのやり取り、見入ってしまいます。

2人の「技あり!」ともいえる、長セリフの応酬。
見応え充分です。

オペラ座の怪人・名古屋(11.13マチソワ)

観劇して、1週間が経っちゃったケド、1年ぶりの名古屋ファントム日記です。

名古屋ファントム土曜マチネのこの日、東京から遠征してきたプロ友さんと観劇。
なんでも、沼尾クリスティーヌが初見とのこと。
私は、東京公演以来の沼尾クリスティーヌでした。

最近の沼尾さんて、すっかりグリンダ役が“ポピュラー”になってます。
ですが、清楚なイメージのクリスティーヌも可愛らしかった。
以前の東京公演の時は、まだ少女のように、どこかあどけなさを感じるクリスティーヌだったんですが、昨日見た印象はずいぶん変わっていました。
女性らしい清楚さを感じさせる、綺麗なクリステーヌに変身。
雰囲気も落ち着いてます。
相変わらず、鮮明なソプラノは、いつ聞いてもいいですね。

今回の遠征では、本当に初見がいっぱい。
初めて飯田ラウルに出会いました。
今までに、石丸さんや佐野さんやらいろんなラウル役見ましたケド、
飯田ラウル・・・衝撃的でした。
歌は、言うことなし。
SOMのロルフ役よりも、その歌の上手さは見て知ってはいたけど、
飯田さんのラウルには、びっくり。
それに、飯田兄の声ともよく似てます。
後半、オペラ座の地下室での場面なんて、もの凄い気迫あふれる歌と表現力に、ドキドキしちゃいました。
こんなラウル初めてです。
飯田さんのラウルには、すごい覇気をビリビリ感じます。
誰よりも強い意志でクリスティーヌを守り抜こうとする姿には、心を打たれます。
それに、力強い演技には圧倒されっぱなし。
素晴らしかった。

高井さんのファントムも、素晴らしいです。
高井さんってあんまり表情を変えないファントムなので、余計に怖さ感じますね。
不気味さもある。
無表情に近いので、ファントムの冷酷さとか惨忍なところとかを一番感じるのが高井さんのファントム。
逆に、冷たく見える表情のウラ側は、クリスティーヌへの愛でいっぱいなので、クリスティーヌを見つめているときだけ、ふわっと優しい目になります。
これって高井ファントムの良さなんですよネ?

でも私、今一番好きなのは佐野さんのファントム。
思えば1年前、佐野ファントムに撃沈し、足腰が立たなくなったことを思い出します。
あ~、佐野ファントムに会いたいです・・。
佐野様・・・

2010年11月17日水曜日

春のめざめ・京都 オフステージトーク

昨日のつづきです。
イベント日記。
めざめの終演後、オフステトークに参加してきました。
遠征でイベントに参加できることってあんまりないので、とてもラッキーです。
イベントの中身は、俳優さんとのフリートークとクイズ大会。
以下の俳優さん達が登場しました。

1.一和洋輔君、石井亜早実ちゃん

2.玉井晴章君、伊藤綾祐君

3.南 晶人君、中野今日子さん、

4.山下啓太君、有村弥希子ちゃん

司会は撫佐仁美ちゃん

俳優さんが2人一組になり、あらかじめ、参加者を4つのグループに分け、
それぞれのグループに2人1組の俳優さんがついてくれました。
どのグルーブにどの俳優さんの組をあてるかは、くじ引きで決め、
私のグループには、1番の一和君・亜早実ちゃんが当たり、ラッキー!

まずは、15分くらいのフリートーク。
一和君「何をしゃべろうか?」
私たちもどーしていいか解らないので、とりあえず、質問コーナーとなりました。
そこで、出てきた質問の幾つかの内容をご紹介します。
(記憶がはっきりしているものだけ)

まず最初は、初めてメルヒをやる一和君、「どうやって、役作りをしたんですか?」の問い。
昨日の日記も書きましたが、「演じない」ようにしているとのコト。
きっと、初演のころの意識とはだいぶ違ってきているのかもしれません。
演じることも大切なんでしょうけど、よりそのキャラクターに近づくために、メルヒそのものになることを重点として舞台に上がっているようです。
この2年、俳優さんとして成長をし、身についたことなんですね。

せっかく、ココまで来たので、私も1つ聞いてみることにしました。

なっちょ
「お2人が、ご自分の思春期時代、両親や先生、大人に対して反発心て抱いたことってありますか?」

まず、亜早実ちゃんは、
「こう言う年頃の時って、ちょっとしたことでも、傷ついたりムカついたりって、何かしらあるよネ。どうでもいいことにムカつくことってあるでしょ?」
まだ、亜早実ちゃんはまだ20代前半。
やっぱり反抗期ってあったと言うことでした。

一方、一和君、
「ボクね・・反抗期らしい反抗期って無かったの。お利口さんだった(笑)」
テレくさそうにそう話す一和君、
「ほとんど何も無くココまで来たんだよ。でも、たった一度だけ、おフクロにキレたことがあったよ。なんでキレたかは覚えていないけど、なんて言うか・・、ホントにブチッ!とキレて、おフクロの胸ぐらつかんで、コノヤロー!!ってね。だけどその後、オヤジにぼこぼこにされたけど(笑)」
少年時代は、大人しい男の子だったぽい。
話をしているときの一和君は、とても爽やかで清清しい方でした。

また、京都に来て何か美味しいもの食べに行った?カンパニーの仲間と一緒にお出かけすることある?京都のお気に入りは?の問い。
一和君は、京都出身なので、北山にあるお菓子屋さんがお気に入りだそうです。

(スイマセン、私、何てお店だったか忘れちゃった)
亜早実ちゃんは、辻利の抹茶パフェが「美味しかった~」とニッコニコしながら言ってました。
2人とも甘党のようですよ。

他にも幾つかの質問が出てましたが、記憶が曖昧なもので・・(汗)
ゴメンナサイ。

フリートークの後はクイズ大会。

イベント受付時に、「1」「2」「3」書かれたA4サイズの紙(番号フダ)をもらい、三択クイズをし、その紙を使って回答をする形式。
グループ対抗で争い、優勝チーム全員に景品が当たる!
クイズは司会の撫佐仁美ちゃんが出題し、
グループ内で三択問題の答えを3枚の番号フダでどれかを決め、
一番多い番号かった番号をグループについてる俳優さんが、集約し司会の撫佐さんに向かって答えます。
(あ、回答する時は、俳優さんも大きな画用紙サイズの番号を持っているので、それを司会者に見せます)

(1問1ポイントづつ加算でした)

私のグループ成績よかったんですよ!
問題の内容は、めざめにちなんだものが大半でしたが、
ちょっと難しい問題もありました。
舞台のバンドで使っているギターは何本?とか、
メルヒオールが「親絶対主義!」と日記に書いたのは何日?とか。
一瞬、「あれ?どーだっけ?」と思うものも何問かあった。

あと、原作にちなんだ問題が1個だけでた。
幸いにも原作読んだワタシは運がよかった。
バッチリでしたよ。
「ベンドラのお姉さんにコウノトリが二人目の赤ちゃんを連れてきたとありますが、そのお姉さんの名前は3つのうちどれ?」

その名前は、「イナ」
読まなきゃわかんない問題で、知らない人にはちょっと不利だったけど・・

順調にクイズが進み時間も無くなってきたところで、山下君有村さんチームが一番劣勢だったため気を利かせてくれた山下君、
最後の問題3ポイントにしてくれ!」
その最後の問題、
「10月31日、京都劇場は入場者数200万人を突破しましたが、100万人を突破したのは何の作品だったでしょう?」

李香蘭、異国の丘、南十字星
(ワタシ達の答えは異国の丘だった)

答えは・・李香蘭

山下君有村さんチーム、見事に正解!!!!!
それに山下君の「3ポイントにしてくれ!」がファインプレーでした。
ワタシ達のチームともう1チーム同率首位をひっくり返し逆転優勝しちゃいました。

ヤラレタ・・(涙)

まるで、今年のプロ野球日本シリーズみたいだった。

あ゛~っ!もう悔しいぞ

一和君も「クソ、くやしいっ」
ワタシ達も含め他のチームがっくり(涙)
でも、すごく楽しいイベントでした。
そう長い時間じゃなかったけど、面白かった~。

舞台終演後、俳優さん達も疲れていると思うけど、
ワタシ達を楽しませてくれて本当にありがとうと言いたいです。
今日と明日、またパワーあふれる舞台頑張ってほしい。

あ~でも、マジでくやしいよ。

チクショー!(←小梅太夫、古い?)

ブチ切れそう!!!

最後はめざめっぼく〆させていただきました。

2010年11月16日火曜日

春のめざめ(11.12マチネ)京都

関西・中部地区遠征の2日目は京都。
京都の朝は寒々として、雨が降っていた。
しばらくすると雨は上がり、青空が見えて
気持ちのいいお天気になった。

さてさて、

この日は、自由劇場以外のところで初めて見る「春のめざめ」
京都へ来るのは1年ぶり。
ここは、最高の場所にあります。
電車をおりても、雨風に当たる事無く劇場へ入れる。
いい場所です、ほんとに。

「春のめざめ」は、東京・名古屋・京都と渡り、
だんだんと、特異な舞台スタイルの知名度も上がってきたことと思います。
初演のころから、ちょくちょく見ている舞台。
今回も、胸をえぐられそうになりながら、メルヒやモリッツたちの生き様を
体全体で感じ、涙を流しながら舞台を観ていました。

過去のめざめ観劇の際にも書いていますが、芽吹いたばかりの若葉のような少年達が、一段一段階段を登ろうとしているところを、不甲斐ない大人たちの不甲斐ない行動や言動に、引きずりおろされる。
全く、彼らを何だと思っているんだろう・・・
若葉には、ちゃんと水もやらなくちゃならないし、太陽にもあてなくちゃならない。
なのに、むしり取るような大人のやり方に、いつも憤りを感じます。
めざめを見るたびにその思いが強くなります。
イルゼもマルタも自分の居場所がない。
2人とも父親のオモチャにされ、本来あるべき「人の心」がすさんでしまい、毎回彼女たちを見てると、胸が熱くなってきます。

モリッツとベンドラの死は、メルヒオールにとって大切なものが次々と失われることは、いたたまれないことです。
彼の実直で清らかな心を、なぜ、周りは理解しようとしないのだろう・・
この日も、最初から泣きっ放し。
必死に生きようとする少年達の姿に最後まで見入っていました。

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今回のめざめでは、ハンシェン役からメルヒオール役にコンバートした一和君と、モリッツ役では初めて見る玉井君など、見所もいっぱいありました。

一和君のメルヒ。

想像がつかないかもしれません。
でも、やり始めたばかりの役を一生懸命にやっていたと思います。
あの、いつも何を考えているか解らない得体の知れない不思議なハンシェンをやっていた一和君が、マジメで利発な少年メルヒオール役。
第一印象・・・
同じ一和君だとは思えませんでした。
あまりにも一生懸命姿に胸を打たれました。

ちょうどこの日、終演後にオフステージトーク(イベント)があり、参加してきました。そのイベントで参加者の人がこんな質問をした。
「初めてやるメルヒオール、役作りをしたんですか?」
その問いに、一和君は、「あんまり演じないように心がけてるヨ」と、意外にサラリと答える。
どうやら、「演じる」とガチガチになるので、ナチュラルにやろう言うことらしい。
普段の一和君は、とてもマジメそうな青年に見えました。

そう言えば、物語りの後半に出てくる曲、ベンドラが妊娠し、母親に「相手はだれなの!?」と、追及されるシーン。
「Whispering」と言う曲。
ベンドラを演じる香純ちゃん、スタンドマイクの前で静かに歌いだすと、目には涙が浮かんでいます。
その涙がポロリと頬をつたい、いつもシッカリと歌いきる香純ちゃんの声が小さくふるえ、時折肩をヒクっとさせながら歌っていました。
こんな香純ちゃんを見るのは初めてだったので、ちょっとびっくりしました。
香純ちゃんは、ベンドラそのものになっていたんですね、きっと・・。


これは、イベントの最後に、中野今日子さんが言っていた話ですが、
「めざめは、準備期間を含めてもう二年近く経っているけど、最初は、ヒドかったのよお、芝居が(笑)みんなヘタくそでね(笑)。けど、今みんな上手になったわよ。
何でも、そうだけど、だんだんよくなるの。
お稽古だけじゃなくって、こうして板(舞台)の上に上がって、皆さんにサラして行くことで、成長する。なんと言ってもお客様のおかげね。
本当にみなさんありがとう。」と感謝の意を述べていらっしゃいました。
そう言った時、イベントの司会を務めた撫佐さんが、感極まって泣き出しそうになっていました。
撫佐さん、ちょっと涙もろいようです。

最後にこんなこと中野さんお話してました。
「ヘタくそだったみんなが段々上手になってきて、今のメンバーでやれるのもそう長くはないと思うの。そうしたらまた、へたくそな子たちがやってきて大きくなっていくと思うワよ」

確かに、そうかもしれません。
俳優さんとして成長をしていけば、ベンドラもメルヒも身の丈に合わなくなって行きます。
今のメンバーで見れるめざめは、京都が最後かもしれません。
大きく成長し、また一歩先へ進もうとする俳優さん達の姿。
始まったころは力みっぱなしに見えたけど、今はすっかり自然体で動き回るようになっています。
若い俳優さん達の熱のこもった舞台、是非これからも続けていってほしい。
どんどん新しい人たちに出てきてほしい。

イベントの日記は、また後で話します。
俳優さんにいろいろ質問したり、クイズ大会やったり。
楽しかったですよ~。

それでは・・



遠征最終日は、名古屋でオペラ座マチソワ。
マスカレード!

2010年11月15日月曜日

ウィキッド大阪(11.11マチネ)~いつもと質感、食感の違うウィキッド~

先週の11日、大阪ウィッキッド行ってきました。
この日は、天気もよく暖かで過ごしやすかった。
久しぶりの大阪ウィキッド。
日記のタイトルにも入れましたが、「いつもと質感、食感の違う」ウィキッドでした。
初ものづくしのウィキッドでもあった。

山本貴永さんのグリンダ
木村智秋さんのエルファバ
勝間千明さんのネッサローズ
3人とも良く知っている女優さんですけど、それぞれ、今までと違った役に挑戦しています。
今回の日記は、初見の3人を中心に綴ります。

山本貴永さんのグリンダ

山本さんというと、ネッサのイメージが定着しているので、グリンダ役に抜擢されたとわかってからずっと、グリンダと山本さんが、繋がらなくって、いったいどんなグリンダなんだろうとイメージを膨らまそうとしました。
さて、コマった(汗)
脳裏に浮かび上がってくるのは、いつものネッサ・・
実際に幕が上がるまで考え続けていた。
幕が開き、シャボン玉に乗って現れた山本さんのグリンダ、貴婦人みたいに高貴で、びっくりするらいの品のよさ感じました。
「見ろー!グリンダ様だ」と言ってオズ市民がシャボン玉に乗ったグリンダを見上げますけど、「グリンダ様」というより、「王妃様」って呼びたくなります。
明らかに、沼尾さん苫田さんとは「質感」が違う善い魔女。

なんて言うのかな・・・
すいません、ちょっと古いお話になっちゃうんだけど、昔、宝塚の娘役で、こだま愛さんて人と姿晴香(すがたはるか)さんて人がいたんです。2人とも娘役のトップでした。
この2人をたして2で割ると山本さんのグリンダになります。
たいへん申しワケない(汗)
解る人にしかわかんない言い方で・・・

もっと、広げて言うと宝塚の娘役っぽいグリンダと言うか・・・。
お上品なんです。
それに、あんなにキラキラしたお声だったとは今の今まで知りませんでした。
シズ大学のキャンパスに登場するシーン。
アッケラカンとしておきゃんな沼尾グリンダと違い、「すっごい金持ちのお嬢様」感がたっぷり。
絵に描いたような「お嬢様」でした。
今のコトバで言うとお金持ちのツンデレ系お嬢様とでも言いましょうか・・。
ただ、やっぱりどこかにネッサが残っている感じもしちゃった。
「質感」の違うグリンダも悪くないですね。



木村智秋さんのエルファバ

キャッツのグリザベラで、お目にかかり、その後ウィキッドのアンサンブルでもお見かけしてます。
孤高感の強いエルファバですけど、優しそうな雰囲気なんです。
これもまた「食感」の違うエルファバでした。
グリンダが「お婆様からもらった」黒い三角の帽子を横流しぎみにエルファバにあげた時の木村エルフィ、とっても大事そうにギュッと帽子を胸に抱きしめて、とても嬉しそうにしてました。
驚いたのは、歌。
綺麗な声です。
グリザをやれるくらいなので、歌に関しては抜群の歌唱力。
ある意味モッタイナイ。
ちょっと物足りなかったのは、エルファバの「破壊力」が弱い。
もっと思い切ってガツンとやってもいいのにナと思った。
木村さん、ふわりとした柔らかい声の持ち主でもあります。
少ぉし気になるのは高い音域がやや金属音になる。
それでも、「自由を求めて」はなかなか力強かった。


勝間千明さんのネッサローズ

勝間さんといえば、最近、めざめのマルタやイルゼで知名度が上がりだし、々に人気も出てきてます。
それこそ、ネッサというと山本さんなんですが、勝間さんのネッサ意外とイケます。
目ヂカラありましたよ。
最後までボック一筋。
テレくさそうに笑う勝間ネッサ、可愛らしくってチャーミングです。
後半のネッサも、冷ややかな目でエルファバに辛くあたるところ、感情をムキ出しにして、ボックに「イヤよ!!信じたくないっ!!」と噛み付くところ、気迫あふれる演技に涙が出そうになりました。
けっこう迫力ある、勝間ネッサ。
オモシロイっ。


今日の日記、いつもよりも少し辛めかもしれません。
ですが、ウィキッドはやっぱり好きです。
エルファバの黒い三角の帽子には物語りの重要なエピソードも含まれています。
エルファバの能力を利用し、地位と名誉を手に入れようとするモリブル先生。
腹黒さはあのゾーザー(アイーダ)以上かもしれませんよ。
2人の魔女の行く末は、最後まで目が離せません。

今日のウィキッドは、過去に感じなかったや意外性など、いろいろ中身があって良かった。

木村さん、山本さん、勝間さん
3人とも、諸先輩達が積み上げてきた実績を崩さぬよう、必死に演じている・・そんな感じもしました。
この3人、その重圧を全身で感じながら舞台に立っているんだろうな・・。
とにかく、ガンバレ!

2010年11月1日月曜日

2010.10.31マンマ・ミーア!2000回

とうとう、マンマが仙台で金字塔達成しました。
通算公演回数2000回!

おめでとう!

昨日のエレクトロンホールは、偉業達成の日と言うこともあり、観客のノリも、やはりいつもと違う。
一幕のダンシングクィーンでは、歌い出して間もなく手拍子が。
その興奮が、最後まで客席を包んでいました。
こう言う記念日に、ほとんど行ったことがない私。
劇場に入る前から、少し緊張。
いつも、こう言う日を外しているので、意外かもしれませんが、記念日観劇に慣れてない。
見てる間、ずっと興奮と緊張でした。
昨日も一昨日も同じマンマなのに今日は、全てが輝いて見えました。
チケットのもぎりをすると、記念日名物のサイリウムが、一人一人に配られた。
「あら、今日、2000回なの?」と何も知らずに来ている人もチラホラ。
ちょっとしたサプライズで、思い出になったんではと思います。

★2000カーテンコール★

本編全てが終わり、いつものようにスタンディングのカーテンコールの始まりです。
満員の客席が一気に立ち上がり、入場時に配られた、サイリウムが光りだし、会場内はキラキラととても綺麗です。
私のように、自前のキラキラペンライトを持っている人は、両手でキラキラ。
まるで、コンサートみたいです。
私は、カーテンコール始まりから、大ノリ!
歌う、踊る、叫ぶ(笑) 飛ばしすぎた(笑)
いつもの3曲が終わり一旦、青い緞帳が下りたあと、一緒の間をおき、マンマのオーバーチュアと共に、大きくMAMMA MIA!の文字が緞帳に写し出され、(こからは記憶です)「そして仙台で、2000回を向かえる」「2010.10.31 2000回」と、次々に写し出され、大きな文字が写るたび、観客席から歓声があがる。
再び緞帳が上がり出演者が舞台に現れ、ヴーレヴーが流れだし、まるでディスコのような盛り上がり!
凄かった。
舞台頭上には2000回達成を記した大きな看板が。
その後、ダイナモの3人が、一人ずつ挨拶をしていき、ラストは、サンキュー・フオー・ザ・ミュージックを観客も一緒に歌い、あかりちゃんソフィのソロ、『♪ ありがと~うを~』でしめた。

会場全体が拍手の嵐に包まれ、最後まで熱気ムンムンでした。
いつものカーテンコールで、ほのかドナは昨日も両手で投げキッス。
特別カテコでも、またまた投げキッス。
そして、何回かのカーテンコールの拍手が続いた後、もう一回オマケの投げキッス~。

観客は、もう大喜び!
最高のマンマ観劇ができました。

本当に楽しかった。

忘れられない遠征になりました。