2009年10月25日日曜日

アイーダ観劇日記 アイーダ編

★濱田めぐみさんのアイーダ★

大阪公演で観て以来、個人的には久しぶりの濱田さんアイーダでした。
何回か日記に書いているけど、『魂』を感じるアイーダです。
どうやって、あのか細い体から、燃えるようなエネルギーが出て来るんだろう。
まるで、地球の底から湧き上がってくるマグマのようです。
地上に出た瞬間、どっと吹き上げる。
まさに、大地を揺るがす、自然の猛威を目の当りにしているよう。
その迫力に、観ている観客は釘付けでした。
アイーダ(濱田さん)が歌い終わるたびに、劇場の壁が崩れ落ちるんではと思うほどの拍手の音。
私も体中が震えました。

憎いはずのエジプト人、ラダメスと恋に落ち、ヌビアの民からは絶対的な信頼を寄せられ、その狭間で苦悩する姿を観ていると胸が痛くなります。
どちらも、捨てられない。
そんなアイーダを濱田さんは全身全霊で表現していました。
濱田さんの体に、4000年あまり時を超え、当時居たであろうアイーダのようなヌビア人の魂が乗り移ったのだろう。
そんな気がしてなりません。

ほんとに、空恐ろしい「表現者」である。

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