2010年5月30日日曜日

マンマ・ミーア! IN広島 ~広島の夏、マンマ・ミーア!な夏~

マンマ・ミーア!広島公演を観て、
観劇当日の記憶をもとに、マンマのみどころの一部を
まとめて(まとめたつもり・・)みました。


★CHIQUITITA(チキチータ)とDANCING QUEEN(ダンシング・クィーン)★
ソフィ(江畑晶慧さん)の結婚式前夜に、ドナ(濱田めぐみさん)が、「モト彼」3人(サム:阿久津陽一郎さん/ビル:野中万寿夫さん/ハリー:明戸信吾さん)と再会をする場面があります。(公演プログラムと四季のHP上で公開されているあらすじを、少し具体的にしてみました)
3人がいっぺんに現れ、心臓が口から飛び出そうになるくらいビックリ!?するドナ。
もう、アタマの中が、○△□!!!???(大パニック)
それぞれ3人と出合った時のふっきれない思い出が、ずっと心にひっかかったままのドナは、いろんなことを思い出し、かなりのご乱心状態になります。
その後、ターニャ(八重沢真美さん)とロージー(青山弥生さん)が、昔話に花を咲かせている所に、ドナが現れ、

この大事な時にどーして、3人いっぺんにいるのよ!?
ソフィの結婚式をブチ壊されたくない!

ハッキリ言って、低気圧状態のドナです・・・。

過去の過ちにへコみ、アタマがパニックになっているドナ。
ターニャとロージーは、そんなドナの姿を見て、励まそうとします。
ここで使われるのが、あの名曲、CHIQUITITA(チキチータ)とDANCING QUEEN(ダンシング・クィーン)。
CHIQUITITA(チキチータ)は、
恋に破れ、悲しみに打ちひしがれている友達を優しく励ます歌。

DANCING QUEEN(ダンシング・クィーン)は、
ロックミュージックとダンスがあれば、全ては最高!盛り上がろう!!と言う内容。
ドンピシャです。

英語の歌詞を日本語訳したものとピッタンコ。
初演当初から、マンマを観るたびに「なんて都合よく当てはまってるんだろう。」と感心してました。
この2曲以外の音楽も、ちゃんと当てはまっています。
詳しいことは、「マンマ・ミーア!」やABBAのCDを聞きながら、日本語の歌詞カードを読んでみていただけるとわかります。
広島公演を観たという人は、もう一度観にいって、確かめてみて下さいね。
これから、静岡・仙台の公演を観る予定の人は、事前にABBAやミュージカル「マンマ・ミーア!」のCDを聞いておくと、実際の舞台を観た時に、感動が100倍になりますよ。
舞台での歌詞は、日本語にする上で、多少表現に誤差はありますが、大差はないです。



思いっきりネタバレ(..)・・・・して・・・・シマッタ。(汗)

でも、みどころ、聞きどころのひとつなんですモン。

★どーでもいい話★

これは個人的に私が勝手に思い込んでいる、誠に勝手なトリビアがあります。
それは「3」。
観た人は気づいているかもしれません。
眼に見えるもの(登場人物)、聞こえてくるもの(セリフや歌)以外に、見えづらい「3」もあります。
半ば、強引に結び付けているものもあります。
たまに、思い込んで観たって良いでしょぉ?

★まさしく「この歓びに 言葉なんていらない」★

とにかく、心の底から「なんて、楽しいの!」と言えるミュージカルです。
若かりしドナが、3人のオトコとほぼ同時期に関係を持っちゃったことに関しては、確かに、いかがなものか・・・とも思う。
その後のドナは、1人で娘を嫁に出すまでに育てたわけだから、母親としての役割はちゃんとしてきたんだもの、そんな過去のコトなんて、この際もういいんです。
ドナにしてみればサム、ビル、ハリーの3人存在が生きる糧にもなってたんだろうね。
だから、ドナの人生も成り立ってるような気もする。
特にサムに対しては、ソフィが成人するまで思い続けてきたワケだし・・・。
ドナが、3人との出会いと別れを日記に書き残していることでも、彼女の人となりがわかるような気がしますネ。
しかも、ずっと手元に「保管」してるなんて。
舞台では、「最悪の事態」を招くきっかけとなる日記ですが、最後には「最高の幸せ」をもたらした日記になります。
そして、あの「マンマ・ミーア!無形文化財」ともいえる、大カーテンコールに繋がって行きます。

このミュージカルを、ひと言に縮めて言うと、

『若気の至りも、のちに、周りがみんながハッピーになれば、それで良し!』
ってとこでしょうか。
一人一人、登場人物の人生観にも共感できる、すてきなミュージカルです。
広島の夏。
今年は、マンマ・ミーア!が飛び切りの夏を連れてくるでしょうネ。

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