昨日の14日土曜日、
「嵐の中の子どもたち」を観劇してきました。
去年の夏、「エルコスの祈り」を観て以来、1年ぶりのファミリーミュージカル。
昨日観た「嵐の中の子どもたち」は、大人抜きで、困難を乗り越えようと必死でガンバル子どもたちのお話。
ケンカもするが、助け合うことも忘れていない。
物語りのおおすじは・・・
ハミングバード村の開拓記念日。
「開拓以来の精神、助け合いの心」を忘れず生きていきましょうと言うことへの誓いを祝う式典がヒンメルの街で行われる。
式典なので、町中は人々で賑わっています。
その賑わっているさなか「山賊団」リーダーボブ(川島創クン)が、「オレ古代遺跡見つけた!」と言い出し、真偽をめぐって「優等生グループ」のリーダーケン(竹内一樹クン)が、お互いのライバル心むき出しで、大ゲンカ。
両方のグループ入り乱れての乱闘に発展。
(ココの場面のダンスなかなか豪快でした。)
その様子を見ていた子供たちの学校の校長先生、村長サンらに大目玉をくらう。
たしかに、ありゃオトナたちに怒られる。
もう街はムッチャクチャ・・・
先生たちは、子供らに反省させるため、彼らを村においてヒンメルの街へ行っちゃいました。
物語はここから大きく展開します。
詳しくは劇場へ行ってみて下さい。
「優等生グループ」VS「山賊団」
この2つのグループは、物語が始まったノッケからケンカです。
お勉強も出来て、そこそこ生活スタイルもセレブな「優等生グループ」と、アウトドアで、野生児。優雅な生活にあこがれつつも、自然の中で生きるほうが性に合っている「山賊団」。
なんだか、似たように対立するグループどこかで観たような・・・・?
そうだ、校長先生たちに怒られている時、私の目を引き付けた少年が1人。
「山賊団」のポー(島村幸大くん。最近LKのシンバで登場した若手俳優さんの1人)という少年。
彼は、オトナに抑圧(お説教)されると、ガタガタと体をふるわせ、まるで痙攣を起こしているようです。
頭ごなしに、子供を押さえつけるオトナ・・・・
これもどっかで聞いたような気が・・
ファミリーミュージカルって、子供向けとは言うものの、けっこう現実で起きていることへの社会批判ぽかったり、意外に大人の常識の無さをチクっ、とつっつかれるようなところがあったりします。
昨日、舞台を観ているとき、なんとなーく「ウエストサイドストーリー」と「春のめざめ」のテイストを感じました。
いがみ合いを続ける、ジェットとシャーク。
ブチ切れそうな少年たち。
「嵐の中の子どもたち」は、素朴なストーリーでありながら、
対立するもの同士であっても、強い友情と絆で結ばれた子供たちの強さ、なかなか本心を明かせず、テレ隠し半分イジっぱり半分の純真な子供の姿も見え隠れしていて、可愛いやら、関心するやら、なんだかすごく感動してしまった。
ストーリー上、ボブとケンの2人が中心のようにも見えるけど、ビッキーという一番の年少クン(有村弥希子ちゃん。昨年、春のめざめで岸本美香ちやんと共にテーアを演じたちいちゃくて可愛い女優さん)が、とても重要な役割で出ていることも注目です。
この子は、とても素直で純粋な子。
兄貴分のボブやケンたちのことをよく見ています。
ケンカばっかりしている2人のいいところも悪い所もよく知っている。
このビッキーという小さな男の子の存在がとてもイイ。
個性豊かな子どもたちを、個性豊かな俳優さんたちが、とても生き生きと、清清しく演じ、舞台の上を動き回っていました。
私だけかもしれないけれど、WSSとめざめをミキサーで混ぜ合わせて、お砂糖でちょっと甘さを足して出来たのが「嵐の中の子どもたち」。そんな感じがします。
そして、歌も素敵でした。
★希望★
心をひとつに 手をつなぎあい
信じる言葉は 希望だけ
涙がこぼれて 止まらない時
きらめく星に向かい つぶやいてみよう
希望を 希望を希望を持とう
ほら ごらん 光が見えるだろう
ほら ごらん 明日がみえてくるだろう
★すてきな仲間★
君と僕 手と手をとれば
すてきな仲間の やさしいぬくもり
聞こえてくる 君の心の声が
ほらね 僕らは仲間
どんな時でも 通い合う心
信じあおう 愛で結ばれた仲間
大切にしようよ
とてもいい歌です。
じぃ~ん(涙)ときちゃいます。
去年のエルコスに続き、今年の夏もファミリーミュージカルで泣かされてしまった。
それに、四季の俳優さん達の粒の揃い方もいい。
ボブ役の川島くん、歌がすごく上手いしイケ面。
ケン役の竹内くんは、めざめのエルンストとはうって変わってすごーくしっかりしたリーダーぶりを発揮していましたし、やっぱりダンスが上手かった。
なんとなくサンウン似のポー役島村クン、笑うとほんとうに少年のようでした。
ハッチ役の酒井良太くん、いいキャラクターです。
名前を聞いてピンと来ない人は、ユタを思い出してください。
こんなセリフを言ってます。
「あー、しょんべんくせぇ!オイ小夜子、早ぐ、びっき連れでイゲっ」
そうです、あの悪ガキくんです。
彼らのほかにも、これからが期待される若手の俳優さんがたくさん出てました。
ファミミュといえども、物の良さ俳優さん達のイキの良さをすごく感じた1本でした。
★「嵐の中の子どもたち」番外編★
~雨雲を呼ぶオトコ~
「雨雲」と聞いて、もしやと思う人・・・
それ、当たってます。
竹内クンです。
とてもダイナミックなダンスを踊る方です。
歌やダンス、こん身の演技。
すごい水、いや汗です。
竹内君がクルっと回転すると周りは大雨(とびちる汗)。
一生懸命の演技、歌。
服を着たままプールから上がってきたみたいにずぶ濡れ。
運悪くゲリラ雷雨にでもあったかのようにも見えます。
ところが、その汗まみれでびっちゃりの横顔は、凛々しくって、男らしい。
俳優「竹内一樹」という人のエネルギーをビシビシ感じました。
彼はスゴイ。
この日の札幌、アイスキャンディーが何本でも食べれそうなくらい暑かった。
そんな暑い夏の日、「嵐の中の子どもたち」から、優しさと希望をもらい、ちょっと心が洗われた様な気分。
とてもいい週末を過ごせました。
0 件のコメント:
コメントを投稿