2010年10月16日土曜日

杜の都で、ダンシング・クィーン(10.11マンマ・ミーア!マチネ)

2010年10月10日(日)、
とうとう、東北仙台の地に「マンマ・ミーア!」が上陸。

2002年12月に東京でスタートし、2009年まで大阪、福岡、名古屋と主要都市を渡り歩き、今年5月からは、広島、静岡と地方の街に爽やかな風を送り込んできたミュージカル「マンマ・ミーア!」。
今、やっと伊達の城下にやってきた。
仙台市民だけじゃなく、東北一帯の人々は、心待ちにしていたことだろう。
煌びやかで荘厳なオペラ座を背景にファントムの情熱的な愛を描いた「オペラ座の怪人」、ファンタジックで夢があって大人も子供もイマジネーションをくすぐる「美女と野獣」。
どちらも、胸を打つ素晴らしいミュージカル。
この2つの大作とは、全く装いが異なる「マンマ・ミーア!」は等身大の人間達が繰り広げる笑いと涙、そしてABBAサウンドが心地よく、人々に飛び切りの幸せを呼び込む爽やかなミュージカル。
この日を待ち望んだ東北のファンは、ほんとうに嬉しかったと思う。
私は、初日の翌日11日に、北海道在住のブロ友(mixi仲間)と一緒に観劇。
終日、日付が変わってもつきない四季話で盛り上がった。

仙台市民の反応・・・
寒いところの人は大人しいとかシャイだとか言われる事が多い。
カーテンコールの盛り上がりに、立ち遅れないだろうか・・
と心配もしたが・・・全くの取り越し苦労でしタ。
カーテンコールは総立ち、大歓声。
私のテンションも最高潮!(笑)

今年の広島公演から主人公ドナを演じている濱田めぐみさん。
アイーダやエルファバとは違い孤高さを一切背負わないドナ役。
ABBAサウンドをポップに歌い、軽快なテンポで言う台詞。
仙台市民の心を捕らえたようでした。
私は、広島、静岡とマンマを追っかけて、この日仙台までやってきましたが、仙台でも濱田ドナはエンジン全開でした。
歌にしても動きにしても自然体なので、観ている側の私たちも肩が凝らない。
「なんて気持ちがいいんだろう。」と心地よささえ感じます。

過去のマンマに関する日記にも書いたことがあったかと思いますが、
このミュージカルに欠かせない青山弥生さんや野中万寿夫さんにも注目っ!!
2人とも、様々な舞台で個性的な役を幾つもやってきています。
青山さんの(エルコス)ダニエラは、子供たちにもかな浸透しているようで、半分笑いながら「エルコスのコワイ先生だ」なんて、言う子供の話が耳に入ってきた。
ダニエラ・・たしかにコワイ(笑)
しかし、毎回のようにお客さんを引き込む演技は、コトバが出ません。
「上手いなぁ。」
それにビル役の野中さん。
「テイク・ア・チャンス」で、ロージーに迫られるシーン。

♪♪
気を変えたら・・、アタシを見て・・・、
ハニー アタシ・・、ふりぃ~
このチャンス どぉ

野中ビル、ダジタジ(汗)
このダジタジ感がとても面白くて、ソフィの結婚式が今始まろうとしているさなかに、教会でとんでもないことになる。
お客さんにも、かなりウケていた。
このシーンは、毎回どこへ行っても大ウケします。

八重沢さんのターニャも、お綺麗でした。
色気たっぷり、スタイル抜群。
私なんて目も当てられない体型・・・。
あんなセクシーなお姐さんになりたい。

ムリです・・
ターニャと言えば、そうペッパー。
色気ムンムンのターニャ。
金持ちと3回結婚して3回離婚。
「お金は全部使っちゃったワ」

百戦錬磨・・・

何事も動じないターニャに、一生懸命アイラブユー光線を送り続けるペッパー。
今回も大塚道人クンがやっています。
道人ペッパーは、もう可愛くって仕方がないっ。
どうあがいても勝ち目はないターニャに、何言われても懲りずに色目をつかって、落とそうとする。

「ペッハーくん、ムリだってば・・無謀だって。」
と、声をかけたくなります。
私、道人ペッパー見てると、緩んでしまう・・。
ターニャの色気ビームでふにゃふにゃになったペッパーの顔がたまらなく好き。
あの顔が・・・・可愛い・・
フフフっ
こっ、これ以上言うと変態に間違えられそうだから、やめときます。
そう、今回ちょっとびっくりしたのが味方さん。
ACLの全国公演へ行ったと思ったら・・ハリー役。
驚いちゃった。
ハリーの味方さん初めて見ます。
飄々としたイメージがありますが、
味方ハリーには、ほんわかした空気を感じた。
なんだかとても暖かい雰囲気。
「最初で最後に愛した女性」ドナとの思い出をずっと大切していたハリー。
一時ではあるものの、本気でドナを愛してたんでしょうね。
味方ハリーがドナと昔の思い出を「アワ・ラスト・サマー」の曲に乗せて歌う時、本当に幸せそうでした。


もう、マンマはどれをとっても楽しい。
大好きです。

スカイ役の鈴木涼太さんは歌が激上手だし、
あかりちゃんのソフィは、可愛くッてチャーミング。
何回見ても、楽しくなる。

この日も、その楽しさが途切れることなく最後まで続き、
カーテンコールでは、また大フィーバーをしてしまった私。
汗だくでした。

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仙台でも、マンマ・ミーア!は、さらりと爽やかな風を感じさせてくれました。
秋が色濃くなる杜の都に、エーゲ海の青い海とさらさらの風が吹く。
このハッピーなミュージカルが1人でも多くの人に受け入れられることと、
1人で多くの人に愛されることを願います。

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そして、終演後、思いもよらないことがおきた。ホールの外にでると玄関前に地元仙台のテレビクルーが・・

ピンクのマンマTシャツを着ていた私に「すいませんが、インタビューよろしいですか?」

「仙台市民じゃないけど、いいのかな?」

テレビクルーの方は、「いえ、構いませんよ。感想を聞かせて下さい!」
で、インタビュー受けて、ついでに踊って来ました。(笑)

仙台市民のみなさん、この日の夕方のニュース等で、ピンクのTシャツ着てインタビュー受けたあと、ダンシングクィーンを踊っているのは私です。

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