2009年7月11日土曜日

お帰り、アンデルセン 




今年の春、もう日本での上演はないと思っていた「アンデルセン」が、帰ってきてくれました。
とても、暖かくて心がホッこりとするミュージカル。

このミュージカル、四季のレパートリーの中でも意外に古く、昭和58年(1983年かな?)に「アンデルセン物語」として上演され、その後「ハンス」とタイトルを変え、現在は「アンデルセン」と、時代が変わるごとに、タイトルが変わってきています。
その、心温まる「アンデルセン」が、全国をまわってくれるようです。
私の住む街、札幌にも6年ぶりにやって来ます。
[写真:左1987年全国公演(札幌5/25) / 右2009年4/7~5/30 東京 四季劇場・秋、それぞれパンプレットの表紙]
北海道での「アンテルセン」の上演は1987年の「ハンス(市村正親)」、JRシアターがあった頃1994年~95年(石丸幹二)にかけて、そして6年前(味方隆司)、過去3回ほど上演されています。
バレエが好きな人にも楽しめる作品でしょう きっと。
この物語に出で来るマタ゜ム・ドーロという人、綺麗でエレガント、しなやかで、品があって・・・女性として申し分のないキャラクター、「ワタシも、女性なのにどーしてこうも違うんでショ・・・・。」
ちょっと、嫉妬してシマイマス。
私が、以前に観たドーロ役の中で忘れられない人がいます。
八重沢真美さんという方ですが、東京シティバレエ団(たしか、そーだったと思います。)出身のバレエダンサーで、今では海外のバレエ団に所していたとか、国内の有名なバレエ団にいたとか、実戦経験豊富なダンサーは、たくさん四季に入ってきています。
真美さんが四季へ入ってきたころは、今ほど経験のある人はほとんどいなかったため、真美さんの存在はとても貴重でした。当時としてはかなりのレベルであったと思います。
とにかく、舞台上に出できた瞬間、綺麗で、ほんとエレガントで・・・。当時の映像が今もアタマの中にくっきりと残っています。(最近の真美さんは、同じマダムが付く役、マダム・モリブルという、チョット怖~い先生役をやっていらっしゃいます。ても、あのエレガントさは、今も健在。)

今年、東京で上演された「アンデルセン」では、現役のバレエダンサーで、新国立劇場出身の酒井はなさんが、キャスティングされていました。
全国公演にもメンバーとして入ってくれていればと思いますが、ムリかな。
はなさんのバレエは、何度か観た事がありますが、手足のリーチを生かした優雅な踊りには、釘付けになります。発するオーラに、酔いそうになります。

美しいバレエと、ハンスのやさしい心にふれるその日を楽しみに待ちたいと思います。
もっと、アンデルセンを知りたい人は、

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