2009年7月17日金曜日

ミュージカル南十字星

先日、「李香蘭」、「異国の丘」の二作品を続けて観劇しました。
どちらも、良質な舞台で、戦争の悲劇だけではなく、その時代の社会通念まで見ることができ、戦後生まれの私にとっては、学校では勉強しきれなかった歴史を学ぶことができるような気がします。
そして、もう一つ忘れてはならない『昭和三部作』があります。
インドネシアを舞台に、戦犯を描いた「南十字星」。
インドネシアの人々と私たちの共通点は、お米と水に恩恵を受けているということ。
日本の米文化のルーツは、東南アジアに原点があります。
それから、民族色も強く描かれているようにも感じます。
このストーリーの中で主人公の一人リナが「ジョヨボヨ伝説」について話す場面がありますが、ほんとに不思議な話です。

ジョヨボヨ伝説」←ここをクリックしてみてください。伝説の概要と当時のインドネシア情勢について、簡単に書かれているものを見つけました。
  
このお話のベースとなっている戦犯については、個人的にも疑問があります。
裁判と言っている割には、一方的すぎる気がします。
当時、BC級戦犯と言われた人たちの現況をどれだけ調べて処罰したのかちょっと疑問です。
彼らの中には、今で言うサラリーマンや農業専従者、教員など普通の人たち「民間人」が沢山いたらしい。
9月に南十字星の上演がありますが、必ず行こうと思います。 
彼らがどんな思いで、戦地へ赴き、散っていったのかきちんと勉強しなくては。
 

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