2010年1月13日水曜日

札幌JRシアターの思い出

ついさっき、ふと思い出したことがあります。
嘗て、JR札幌駅横に、仮設ではありましたが四季の専用劇場「JRシアター」がありました。
1993年~99年まで稼働していて、その間に上演された作品は、(上演順不同)

オペラ座の怪人、夢から醒めた夢(旧バージョン)、アンデルセン、赤毛のアン、JCS(エルサレム版)ユタと不思議な仲間たち、ウエストサイド物語、キャッツ、コーラスライン、エクウス(馬)、ハムレット、李香蘭、ドリーミングSAPPORO、クレイジー・フォー・ユー、美女と野獣、イリヤ・ダーリング(日曜はダメよ)、エビータ、ソング&ダンス~ミュージカルの花束~、アスペクツ・オブ・ラブ。

99年、JRシアターの閉館が決まり、その最後の上演作がコーラスラインでした。
私は、そのJRシアター最後の日の公演を観に行ってきました。
コーラスラインの千秋楽でもあり、JRシアターの最後の日でもありました。
当然、会場は満員。
本編終了後は、先日のコーラスライン東京公演に負けないぐらいの拍手が場内を包んでいました。
出演者の皆さんは、鳴り止まない拍手に何度も舞台に現れ、歓声に答えてくれたことを未だに覚えています。
それこそ、10分以上のカーテンコールだったような気がする・・・(記憶でしゃべっているので厳密にはわかりません。
この日でJRシアターがなくなってしまう寂しさと名残惜しさで、ほとんどのお客さんはなかなか外へ出て行かず、何度も何度も拍手を送り続けていると、さっきまでザック役で出でいたチャミサン(飯野おさみさん)が、衣装を着替え普段着姿で舞台にススっと現れ「皆さん、ほんとにありがとう!」と歓声に答えてくれました。
もう、我々は大喜びです。
手を振って袖へ引き上げていくチャミさんを会場中拍手で送っていました。
それでも、まだ場内に居残る私たちファン。
カーテンコールの後、どのくらいあの場に居座ったかは、定かではありませんが、なおも名残惜しさの拍手が鳴り止まない状態が続き、そのうちに舞台にスタッフらしき人が現れ、舞台装置のバラシ(解体作業)が始まってしまいました。
その時、会場からは悲鳴のように「えーっ!」と声が上がり、私も「あ~っ」と口走っちゃいました。「どうしようもないのにナ・・・。」と、思いながら、いつまでもその場を離れなかった。
もう、こうなれば帰るしかないと、我々も覚り、私たちはそのバラシを横目に見ながらしぶしぶ会場の外へ出て、JRシアターが無くなるのは寂しいけど、それまでのいろんな思い出を胸に家路につきました。
セットのバラシが始まるくらいですから、カーテンコールの後20分以上留まっていたんではと思います。
粘りましたね~。
でも、これ、呆れるでしょ。

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