2010年4月26日月曜日

春のめざめ観劇日記~めざめ~

くどいようですが、春のめざめ観劇日記パート3です。
今度は、思春期編。
めざめです。
パート1、2とはちょっと中身の雰囲気が違います。
物語りのテーマ虐待、退学、自殺、妊娠のうちの
「妊娠」について、しゃべります。

ママ お願い 知りたいの ホントのこと 教えて
私もう 子供じゃない 全てのこと 知りたいの

「赤ちゃんはどーしたらできるのか。」
ベンドラが母親にこのことを問う。
ひたすら母親ははぐらかす。(汗)
コウノトリ伝説・・・・
そんなもん信じるワケがない。
ベンドラが妊娠しちゃった時、ただ「相手は誰!!」と激しく叱る母親。
ベンドラ自身が自分に何が起きたか解かっていないのに、そんなこと言ったってわかりっこありません。
無茶苦茶です。
妊娠することがどういうことなのかを話さずに、「できちゃった」ことだけに、叱る親。
やっぱりここでも大人として失格です。
どーしてこうなんでしょう?
大事なこと忘れています。
男女の「性」と「妊娠」はリンクしているので、変な教え方すると、厄介なことになります。
エッチはどういうとか?をちゃんと言わなくちゃ・・。
でも、親子の間では話しづらいですよね。難しい・・・。
私は、母に聞くことなく知識を得ました。
母からも特別なことも言われなかったし。
中学生くらいのとき、友達とエッチな会話したな~(失礼!)
でも、この位の時ってこの手の話をすると盛り上がりませんでした??
今、急に思い出しましたが、昔「私は13歳」という本があったことを思い出しました。
イギリスだったかアメリカだったか覚えてませんが、13歳の女の子が妊娠し出産したエピソードが本になり、当時かなりの反響がありました。この本を持っていた友人がいて、借りて読んだ記憶があります。
まさに「春のめざめ」と同じです。
この本のこと知ってる人いるかな?
そうとう前の話なので、知らないよね・・・。
ちょうどこの本が流行ったとき私自身中学生で、ベンドラたちと同じ年頃でした。
私もエッチに対する興味は頭の中で大きく膨らみつつありましたよ。
自分の体の形も女性ぽくなり、奇妙に男子を意識するようにもなり、女の子でもエッチなことはいつも考えていたことありました。
(今は、自分の体がブヨブヨになってきたことへのショックが大きくなりましたが・・・)
私、おかしな話しちゃいましたね。
失礼しました。
そしてもうひとつ「めざめ」のお話。
エルンストとハンシェン。
男の子デス。
この2人、キミョーな2人デス。
エルンストは、どこかナヨっとしていて頼りない感じ。
ハンシェンは、いつも表情を変えず淡々としていてクール。
クール・・・
う~ん、クールと言うか私はハンシェンのような人ちょっとニガテです。
あんまり笑わないので、気味が悪い。
何を考えているのか解りません。
でも、エルンストにしてみれば、そんなミステリアスなところに憧れを感じるのかなって思います。
「憧れ以上」の「感情」を・・・。
ハンシェンにしても、弱っちく見えるエルンストがいとおしく見えるのかもしれません。

ふたつのめざめには、どちらも根底に純粋なもの潜んでいます
少々不謹慎では?と言われそうですが、ベンドラ達やエルンストらには汚れはないと思ってます。
でも、いまさらですが、こんなに四季らしくないミュージカルも珍しい。
物語りの中身もそうだし、音楽もミュージカルぽくない。
四季らしくないけど、インパクトがあって心に焼きつくミュージカルです。
サイズの小さい自由劇場で上演しているので、臨場感が他よりも強く感じるのかもしれません。
まだ観たことがないという方は、是非一度行ってみて下さい。

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