2010年9月5日日曜日

アイーダ 9月3日(金)ソワレ

9月3日、楽まであとわずかとなったアイーダ観て来ました。
やっぱり、この舞台大好きデス。
明日のマチネで終わっちゃうということもあってか、
昨日はいつも以上に、観ているときの感情移入が強かった気がします。
それに、アイーダ観ているときは、いろんなことを想像しながら観ているので、頭の中がエジプトとヌビアでいっぱい。

「エジプトの砂の下」の二人を、アムネリスは死者を守護するイシス神のごとく守り続け、生涯一人を貫いたのでは?とか、

アイーダの身代わりになったネヘブカ、
処刑の場で「ニセモノ」だと言う事がわからなかったのかな?

アイーダ以外に捕虜となったヌビア人女性たちは、おでことか頬にイレズミみたいなメイクしてます。あれって、何かを区別するための印じゃないのかな?
古代の歴史で、体にイレズミするのって、未婚・既婚の区別とか、成人した証とか、そういう意味だったりすることがあるので、「あのイレズミの意味ってナンダ?」とか、
(アイーダイベントでそのイレズミのコト話題にあったのかな??イベントには、行けてないのでいまだにナゾなんです。)
アモナスロがヌビアへ逃げることができたあと、いったいどうしたんだろう。
とにかく、いろんなこといっぱい考えながら観ています。
このアイーダで私にとって収穫があったのは、
アイーダ・ラダメス・アムネリスの3人、
福井さんはラダメスで結局登場しなかったけど、それ以外の俳優さん阿久津さん、金田さん、渡辺さん全てを観れたこと。
同じく、アイーダでは智恵さん登場しなかったですが、濱田さん、樋口さん、秋さん、そして江畑さんを観れた。
アムネリスに関しては、東京公演でキャスティングされた女優さん全部のアムネリスを観れた。
五東由衣さん、金平真弥さん、光川愛さん、鈴木ほのかさん。
「よりたくさんの俳優さんを観たい」といつも思っているので、こんなにいっぱいいろんな俳優さんをアイーダ1本の中で観れて幸せでした。
去年の10月から7回東京遠征して、これだけいっぱい観れるなんて、当に、大収穫です。

ただ、ちょっと寂しいなと思ったこともあった。
今年6月の遠征のとき、席に座って振り向くと、自分より後ろの座席の赤い背もたれがいくつも見えた事。
こんなに、素晴らしい舞台なのにどうしてなんだろう・・
俳優さんもストーリーもすごく良質なのに・・・。
今はじめて言葉にしましたが、6月は悲しかった。
でも、終わりに近づくころになって盛り上がるなんて、違和感感じます。

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昨日のアイーダはものすごい熱気につつまれ、イキが良くてまだ初々しさがある江畑アイーダに観客は惜しみない拍手をしていました。
まだとこかにあどけなさを感じましたが、恐るべし江畑アイーダ。
歌唱力は、濱田アイーダを超えそうなパワーと情熱。
まだ、誕生したばかりのアイーダなのに、完成度がかなり高い。
オドロキです。
渡辺ラダメス、
アイーダを見つめるとき、ゾーザーを睨み付けるとき、
それぞれの場面で気持ちの揺らぎや、ゾーザーとの間の確執が、
渡辺ラダメスの眼から、すごく良く読み取れた。

ほのかアムネリス、
ラストのせりふ、
「お父様、お願いがあります。」

「あなた(父)の後継者は、この私。その私が要求しているのです。」

「イシスの神の娘、その命令である。」

だんだんと語気を強め、メリハリのついた台詞まわし。
それに、ほのかさんの絶妙な表現力が加わり、胸が締め付けられそうでした。

ほんとに、あと1回で終わっちゃうなんて本当にもったいない。
こんなに、名残惜しいという気持ちも久しく無い・・。

それに、解けなかったナゾもいっぱい。

まだまだ、ナイル川に船を浮かべていたかったナ。

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