2010年12月30日木曜日

サウンド・オブ・ミュージック(12.25)天使にラブソングなカテコ付き

遠征から、帰ってきて日にちが経っちゃったケド、レポを書きます。
遠征3日目の25日は、マチソワで、SOM⇒マンマ。
天気も前日に引き続き晴れ。
ですが、冷たいからっ風が少々応える日でしタ。
でも、SOMはそんな冷たい風もどこかへ行ってしまうくらい、暖かな気持ちにしてくけました。
今回、土居裕子さんがマリアで出演されることもあったのか、土曜日だし冬休みだし、立ち見以外は完売。
土居さんのことは、わずかな情報しかなく、音楽座にいたということ、
以前、四季の研究所にいたこと(志村幸美さんと同期だったそうです)、アニメ「ポカホンタス」の吹き替えをやってたことくらい。
四季の研究所にいたというはミクシィ仲間の1人に教えていただきました。
ほとんど、なぁ~んにも解らない状態のまま、舞台を見る事とになりましたが、とにかくじっくり見ようと思いました。

土居さんのマリア。

土居マリア、最高です!
マリアの第一声に、トリハダがたった。
とても軽やかで綺麗な声
クラシックやポップス、いろいろな音楽の知識も経験もあるので、
枠を超えた領域の広さ、マルチなセンス、豊かな表現力。
実績を積んだ女優さんでなければ、出来ないマリアでした。
でも、今まで経験したことのない四季方式の稽古では、そうとうご苦労があったことだろうと思う・・。
発声法、セリフまわし。
ベテラン選手ほど、新たなものに挑戦する時のプレッシャーは若手以上に強く感じます。
きっと、土居さんもこの2カ月くらい、重圧を感じながらお稽古をされていたんではと思います。

土居さんのマリアには、明るくて優しい、おおらかで、ややおてんばに、
プラスα、心の広さ、情、があります。
そして表情が豊か。
大佐とダンスをしている時のドキドキ顔、トラップ一家の子供達と遊んでいる時のヘン顔など、その場その場の動きや表情に変化をつけてくれるのでとっても解りやすい。
智恵さんもはるちゃんも沼尾さんも、それそぞれの個性を生かしたマリアをやっていますが、土居さんのマリアは、フトコロが深いです。
それに、あの歌声は、一度聞くと忘れられません。
土居さんのマリアは、長く続けないと思うので、是非皆さん、この冬のうちに見に行ってほしいです。



佐和さんの修道院長。

この日は、シスターから修道院長に昇格した佐和さんも楽しみのひとつつでした。
秋山さんの修道院長がとても慈愛にあふれ存在感もあるので、
佐和さんが、修道院長をやるとどんな雰囲気なのかなと思ってました。
冒頭の賛美歌聞いた瞬間、ビックリしました。
サラ・ブライトマンかスーザン・ボイルみたいな声でした。
佐和さんの歌をあんなにじっくり聞くことなんて今までになかったので、聞き入ってしまいました。
気付くと、私、泣いてました。
佐和さんの歌のパート全部で泣いちゃったみたいです。
SOMはわかってるんですけど、毎回のように同じところで泣いてしまう。
でも、昨日ほど涙でぐちょぐちょになったSOMは初めて。
もう1枚ハンカチもってくれば良かった!と思ったくらい。
佐和修道院長に、ここまで泣かされるとは思ってなかった・・。
秋山さんは、マリアにとって母のような修道院長ですが、佐和さんはシスター(姉)のような感じです。
親しみやすい修道院長でした。

佐和修道院長の賛美歌も素晴らしいのでオススメです。

この冬、家族でSOMを見て心を癒して下さい。
最近私たちが忘れかけてる「団欒(だんらん)」と「愛」を思い出させてくれます。
お父さんもお母さんも、子供達と一緒に過ごす時間の有意義さを再認識するはずです。

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SOMのクスマスカーテンコール

このカンパニーのカーテンコールは、SOMならではのものでした。

最初は、厳粛な雰囲気のものなのかな?と思っていましたが、そうでもなかったデス。
トラップ一家の子供達も背中に天使の羽をつけて出てきたり、アットホームな感じでした。
最後に劇中で使われたハレルヤを修道院長も含めシスター全員で合唱。
すごくクリスマスらしくて、もっと聞いていたい気分です。
ところが、歌いきったあと、シスターマルガレッタ(矢野さん)が、足で舞台をドンドンドンと、力いっぱい蹴ると、厳粛な賛美歌が、ゴスペルにチェンジ。
突如、シスターが大ノリで「天使にラブソングを」みたいに、踊りだし、
他の出演者全員も交え、かなりの盛り上がりになりました。
SOMならではのカーテンコールです。
教会、賛美歌(ゴスペル)、シスターが揃えばもうアレしかないでしょう。
佐和修道院長も、シスターベルテ(倉斗絢子さん)もシスターソフィア(あべゆきさん)も、ウーピーみたいなノリで踊って歌ってくれました。
お客さんも、この演出に大喜び。

すごーく楽しいクリスマスカーテンコールでした。

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