2011年2月8日火曜日

contact(2011.2.2マチネ)

皆さん、寒い冬の日どのようにお過ごしですか?
南の方から早くも春のたより「梅」の開花予想が・・・
札幌はまだまだ冬。

2月入った初っ端なんて、またも雪。
交通機関が乱れ、この日は遠征のため東京へ。
JRも飛行機も遅れなんとか目的地にはたどりつきました(汗)

東京かなり乾燥してますネ。
それにほこりっぽい。
これは、毎日うがいや手洗い必要です。
皆さん、ちゃんとやって下さいネ。

今回の遠征は、めずらしくド平日。
めったにありません。
多分今後はやらないと思います。
おまけにナイショ遠征なので、家族には出張、職場には妹のダンナがケガをしたので介護にと言ってマス。(汗)
(ケガは本当です)

2月2日水曜日はマチネで「contact」行ってきました。
4年ぶりくらいに見ます。

ご存知ない方もいるかもしれませんけど、
とりあえずこんな感じ・・・

パート1 「SWINGING」ピンク

ブランコの女(井上佳奈さん)、貴族(花島佑介クン、召使(徳永義満さん)の3人の男女が興じる「大人のお遊び。
シーンとしては短いけれど、危険極まりないその「遊び」が、インパクトありました。
ブランコをぶんぶんこいで、召使と女性が仲良く二人乗り
その二人乗り、いろんな意味でアブナ~いの。
でも、本当に危ない。
井上さんも徳永さんも、軽々とブランコの曲乗り。
徳永さんなんてブランコの紐を持って逆立ちしたり、アクロバティックなことやっちゃうし、すごいです、ほんとに。

スケベなブランコ遊びでした。

遊びにもいろいろありますが、これも「遊び」PLAYなんです。
最後は、意外な結末が待っていました。
ちょっとしたどんでん返しがあるんです。
気になるって方は、今すぐ自由劇場へGO!
パート1が「ピンク」だってことも、なんとなくわかる気がします。


パート2 「DID YOU MOVE?」ブルー

このシーンは、なかなか面白い。
かなり手の込んだ演出してます。
慎ましやかでおとなしそうな妻(坂田加奈子さん)とコワモテの夫(牧野公昭さん)の2人がイタリアンレストランでお食事。
口数少ないけど、おっかない親分系のダンナが、妻を牛耳ってる。
妻が何か言ったり、動いたりするたびに「動くんじゃネェ。誰とも話すんじゃねぇっ!!」とドスの聞いた声で言う。(こわっ)
妻は、ダンナの言うとおりにしてじっとしていると、ついうとうとと船をこぎ始める・・「夢だったら・・」
このシーンはクラシックの名曲を使ってダンスはバレエ系。
それも本来の音楽のイメージとは違う意味で使っていることもあって、
意外な面白さがありました。
それに、小技大技をふんだんに取り入れ、イスやテーブル、パン、水、
色んなものを使った演出が最高に面白かった。
おっかないダンナがギャクギレして胸ポケットから出した拳銃が、
もみ合っているうちに・・ありゃ?
コレは、笑いました。

何をしたかって?
ネタバレになるからナイショ


パート3 「contact」イエロー

スタイリッシュでカッコイイダンス満載。
黒っぽい舞台装置にイエロー(高倉恵美さん)が鮮やか。
とにかく全部カッコイイ。

お金も、名誉も全てあるマイケル・ワイリー(加藤敬二さん)
全て手に入れつくした後に襲う孤独感。
大都会ならではの、人の姿。
満たされすぎて、自分ひとりになった時、寂しくて仕方が無い。
行くところもナイ。
もう死ぬだけ・・・。
ところが死のうとしても、なぜか死ねない。
ワイリーさんは、ふらふらと抜け殻のような状態で夜の街へ・・
そんな時、「黄色いドレスの女」に出会う・・・。

高倉さん綺麗でした。
クールで冷ややかな表情。
ステキです。

このダンスがまたかっこい。
男性も女性もダイナミックかつセクシー。
メンバーのほとんどが55ステップスと同じだったので、
どの顔も見慣れたダンサーばかり。

もうドっキドキ。
官能的なダンスもあったりして、ステージ上のダンサーにクギづけになってました。


最後に、
スーザン・ストローマンについて、

ブルーのシーンを見てて、ふと思ったことがあるんだけど、
スーザン・ストローマンさん、「物」を使った演出が好きらしい気がします。
たとえば、CFYの「アイ・ガット・リズム」
叩いて音の出るものは何でも使う。
ノコギリ、トタン、パエリアパン・・・
いろんな「物」を使い、ただ舞台の小道具、セットとして
使うだけじゃなく、パフォーマンスする時の重要なパーツとして
ダンスに取り入れたりしてます。
映画「プロデューサーズ」でも、タイプライターやオバアちゃんの歩行器を使ってユニークな演出したり。
スーザン・ストローマンさんの頭の中は、アイディアがいっぱい詰まってるんだなって思いました。

contactの面白さは、音楽の使い方もイイこと。
既存の音楽、ジャズ、ロツク、スタンダード、クラシック、
ビーチボーイズ、ロバート・パーマー、チャイコフスキー・・
音楽のジャンルがバラバラなのに、舞台のワンシーンワンシーンにぴったりです。

そうだ、危なく忘れそうになったけど、
キューピット。
contactには、どの場面にも人差し指を口のところでしーっとしているキューピットが出てきます。
パート1では、3人の男女がピクニックをしている傍らに、
パート2では、レストランの中のオブジェ、
パート3では、ワイリーが手にするアワードのトロフィー。

いったいあのキューピットにはどんな意味があるのでしょう・・
いろんな見方が出来ると思います。
全てのシーンで、事の成り行きを見つめているキューピット
何を思っているんだろうネ。

もう、何て言っていいかわかんないくらい
かっこイイ舞台だったので、今また思い出して興奮してます。

モウ、たまらんワ、かっこよくて。

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